選択理論
彼女から初めてメールをいただいてからお会いするまで1ヶ月ほどありました。
その間、ご主人との関係をどうしたら修復できるのかというメールのやり取りをしていて、アメブロのサロゲートパートナーにメールの内容を記事として投稿したりしています。
遠いので会うのは難しいとお聞きしていたので施術するとは思っていませんでしたが、新幹線で1時間かけてお越しいただきました。
彼女のご主人とのエピソードを聞いていると僕たち夫婦(元夫婦?)とあまりにも似ていて、
いや正確に言うとご主人と以前の僕がそっくりだったため、より親近感が湧いたのだと思います。
僕の失敗を教訓として夫婦関係をなんとか修復できないかといろいろ考えながらメールのやり取りをしていました。
たぶん数にして100通以上はお互いに送っていたはずです。
今のところまだなにも改善していませんが・・・。
ただその間にいい本と出会いました。ウィリアム・グラッサーという精神科医が書いた本です。
「結婚の謎(ミステリー)」と「15人が選んだ幸せの道」です。
グラッサー博士の提唱する選択理論というのは、人が生きるなかで悩み苦しむ原因は結局人間関係にいきつくという前提で、その中でも「結婚」が関係を保つには一番難しいとされています。
選択理論は、変えることが出来るのは唯一自分だけなので、今が苦しければ自分が理想とする世界になるような行動を選択することが必要だと訴えています。
僕が彼女にその本を推薦したところ早速手に入れられて2回も読まれたそうです。
本の中に夫婦でカウンセリングに来た話があります。主人が過去に起こした浮気が原因で夫婦仲がおかしくなっていてどうしたらいいかという相談です。
お互いが自分達の言い分を精神科医に認めてもらおうとするのですが、精神科医が味方につくのは意外なものでした。
それは「結婚」です。
一番大切なものは自分でも相手でもなくて結婚だったのです。
ほとんどの夫婦が不満を持つのは相手に対してであって、それをなんとか変えて欲しいとか自分さえ我慢すればいいとかして結婚生活を維持しようとしますが、本来は理想の結婚像に対して努力するべきだったんですね。
「結婚」を「会社」に置き換えて「こども」を「お客さん」にするとわかりやすいかも。
そんなこんな話をわざわざ新幹線に乗ってきていただいたかたと語り合いました。
施術もさせていただきましたが、他人事とは思えないご夫婦だったので、会話やメールのほうが印象強く残りました。
ご主人が結婚(会社)の一員だと認識してくれたらいいのですが・・。
途中ご紹介した、アメブロの記事はこちらです。
サロゲートパートナー「ご主人へのアプローチはどうするべきか!?」