結婚相談所で婚活
51歳のバツ1女性です。小柄でしたが華やかなイメージでこちらまで明るい気持ちにさせるオーラをお持ちでした。
職場の話をしているときの声、登録している結婚相談所でのエピソード話をする時の声、施術中の声、ベッドの上での声、彼氏との会話を再現している時の声、それぞれが別人かと思わせるような話し方や声質で表現していろんなお話をしてくれました。
結婚して3年目に幼い子供2人を連れて離婚してから20年以上が経過しています。その間古くからの友達と関係を持つようになり、現在にいたっていますが、その友達には妻子があるということなので、結婚相談所を利用し本気のパートナーを探していらっしゃるとのことです。
月に一度のお見合いパーティーに来る男性の顔ぶれも同じことが多いようで新鮮味にかけるということと男性たちの服のセンスや女性に対する接し方なども基準をクリアしている人がいないことが多く、参加している女性たちの間でかなり不評のようです。
少しだけでも気持ちを切り替えて自分が商品であるという意識をもてば女性に気にしてもらえるはずだと思うのですが、男性の多くは最低限の身だしなみもしない、わが道を行くタイプだそうです。
子供たちも大きくなってきて、自分ひとりになってしまうという現実を目の当たりにされていると思います。おもしろおかしく話をしてくれている裏には不安と切実な願望が潜んでいるのかもしれません。
「もう一度結婚がしたい」とポロッともらされたのが印象的でした。
施術中は伏字でも表現がはばかれるような隠語をバンバン叫んでいらっしゃいました。
普通の生活では絶対に言えないような言葉を思いっきり発するというのは、想像以上に気持ちいいものかもしれません。
施術が終わって別れたあとは必ず僕から感謝のメールを送らせていただいているのですが、今回は彼女の方から1行メールが届いていました。
「久々にスッキリしました。ありがとう。」
七色の声を自然に操るようになるまでの彼女の人生には様々な出来事があったはずです。
これからも当然いろんなことが起きると思いますが、一旦小休止されてまた明日から頑張ろうっていうエネルギーが小柄な体に湧いているんだろうなと思うメールでした。