予約メールのやり取りをしていると相手のかたのイメージがそれなりに湧いてくるのですが、今回の女性はいい意味で大きく裏切られました。

軽快な文面から20代の独身女性だと思っていたのですが、予約日時が決まった最後に成人した子供がいる主婦ですと付け加えられていました。

ご家族の話をお聞きしているととても幸せそうに感じたので、施術を依頼した理由がなんだったんだろうと興味が湧き、それとなく聞いてみると結局は夫の浮気が原因でした。

10年以上も前に一度浮気が発覚し、その時は精神的にも肉体的にもかなりのダメージを受けられたようで、今回は同じようなことにならないために自分なりに対処する方法を模索しようと考えたと話してくれました。

浮気が発覚して夫を責めるのは簡単ですが、責めたところで相手への憎悪や自分への惨憺たる気持ちを増幅させるだけで根本的な解決にはならないように思います。

浮気する夫に対して二度と浮気をするなというのは、鯨に対して海上に出るなということと同じようなものです。

エラ呼吸が出来る魚ならいいですが、空気がなければ生きていけない哺乳類には窒息して死ねと言っていることと同じだと考えるほうが、浮気された女性側からしても傷は浅くてすむはずです。

彼女は夫以外の男性は知らないということで、今回依頼するにあたってはとても大きな決意と勇気が必要だったと思います。

周りから見ると明るくて幸せそうな家族に見られていると仰っていたのですが、家族の印象は間違いなくそこに住む奥さんを表しているのではないでしょうか。

見えないところで、こうした努力をしている女性は彼女だけでなく、たくさんいると思います。

あらためて気づかされた施術となりました。