谷町9丁目は、初めてですか? とホテルに向かう信号待ちのときに質問すると風俗店の面接で来たことがあると答えられました。
そこでは働かず、今は別の店で働いている現役の風俗嬢が今回の依頼者です。
店では指名数で上位を争う人気だそうです。外見のよさよりも性格や振る舞い、気遣いなどが客に受けているのではないかと話を伺っていけばいくほどそう感じました。
彼女は20代半ばですが、以前客として来られたかたと結婚をし、その後離婚をされた経験があります。
夫としては、結婚を機会に風俗業から離れて欲しいという気持ちがあったようで、彼女も店をやめて一般の仕事についたそうです。
しかし、その後、彼女は精神的な病を患うようになり、結果的にはまた風俗業をすることになりました。
彼女にとって風俗業は、自分の存在を確認できる手段だったのです。
人は誰かの役に立っているとか、誰かから頼りにされているとか、いい評価をされているといったことで、自分の存在意義を確認しています。
彼女にとっては、一般的な仕事をしながら夫との生活を送っていく中に存在を確認できるものがなかったのかも知れません。
彼女自身はあと数年もしたら辞めるだろうと言っていましたが、僕は特に辞める必要もないのではないかと言いました。
無理に辞めなくても、時期がくればそのときに彼女にあった何かが現れると思うからです。
水を得た魚という言葉がありますが、まさしく彼女にとっては風俗業界が自由に泳げる海なのかもしれません。
今は思いっきり輝いて飛び回って欲しいと思います。
自分の存在を確認するために 20代の離婚後単身女性
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