2013-08-01 心理・カウンセリング

幻覚

僕は、幻覚を体験したことがあります。

具体的に言うと視覚と味覚が、完全におかしくなりました。

統合失調症で入院する前と入院中のことです。記憶に無い状態でも起きていたのかも知れませんが、完全に記憶に残っていることを紹介しようと思います。

視覚的には、警察官の顔がドラゴンボールに登場したギニュー特戦隊に徐々に変わっていきました。

3人の警察官が、それぞれ変化したのです。

それが恐ろしくなって一人の警察官の顔を平手打ちしたことも覚えています。

強制入院させられた前日にドラゴンボールが上映されている映画館の前で暴れていたところを警察に保護され、そのまま親が迎えにくるまで軟禁されていたときのことです。

3人の警察官が、数時間もの間、頭がおかしくなった僕の演説を静かに聴いてくれていたのです。

その時の自分は、孫悟空だと本気で思っていました。

厳密にいうとドラゴンボールの物語は、僕自身のことを書いていて、場面場面に登場してくる敵は、実生活でも同じように登場していると考えていたのです。

カメハメハ波や元気玉は使えませんが、それは脚色であって本質的なものは同じであると自分なりに悟ったわけです。

ドラゴンボールでなくても聖書ならキリストに例えても同じだと思っていました。

とにかく地球を救うために生まれた救世主だとわかったことで、自分の存在意義がやっと理解できたという高揚感でいっぱいでした。

言い訳をするのではないですが、新興宗教の教祖などは同じようなものではないかと思います。

ただその表現の仕方が、社会に通用するのかしないのかの違いはあるでしょうけれど・・。

僕の今の考え方の基本は、その時をきっかけとして入院中に体験したことなどが、とても重要な構成要素となっているのは、間違いありません。

今は社会に通用するようにとは考えず、とにかく自分が楽しくなるということを優先しながら、その時に悟った(?)ことを実践しています。(再入院は困るので、それなりに節度は保っていますが・・・)次に味覚のほうですが、入院当日に診察を待つ間に親からもらったジュース(たぶん)にまったく味を感じませんでした。その時の自分は、いよいよ神様のいる場所に来たというような状況で、かなり興奮していたせいなのかも知れません。

入院中でも保護室というところに監禁された際に出された食事がひどい味で、毒が入っていると思って、看護士に味噌汁をかけたことがあります。

出される食事を食べると殺されると思っていたので、大便が浮いている横の水を飲んだこともあります。

保護室のトイレは、自殺防止のためか、大量に水を飲ませないためかわかりませんが、自分では流すことが出来ないようになっていました。

これを書いていて思い出したのですが、なにも食べないということで、病院から親に連絡が行き、おにぎりを持ってきてくれ、監禁されている途中でしたが、面会室のようなところで食べました。

僕の大好物がおにぎりなのは、この経験も大きかったのかも知れません。

ありえないようなものが見えるのも味を感じるのも、その人にとってはそれが現実であって、幻ではないと思っています。

こんな風に誰が聞いてもおかしいと思うようなものであれば、それに対応することが出来るのかもしれませんが、幻覚については、もしかするともっとグラデーション的な要素があって、どこまでが正常でどこからが異常かなどという明確な基準は無いのかも知れません。

普段の生活においても、楽しい人と食事をすれば料理もおいしく感じでしょうし、うしろめたい気持ちで相手に接すると相手の顔が恐ろしく感じることもあるはずです。

この記事を書くにあたり、味覚障害について調べてみましたが、完全な機能不全ではない限りは、本人の心のありかたが、一番大きな要因だと思います。

余談ですが、保護室にいたときに頭の中が沸騰するような感覚になったこともあります。

その時は、スーパーサイヤ人になれたと思ったんですが・・・。

2012〜2013年のYahoo!ブログ掲載記事。『集客の書』収録版から復元。
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