2013-07-14 人生・思想

ストーリー

先日、性感マッサージの仕事は好きかという質問がありました。

好きだと素直に答えたかったのですが、よくよく考えてみると好きかどうかがはっきりしませんでした。

好きなのかは、わからないが、やっていて楽しいと言いました。

おにぎりやビールや焼肉は、好きかと聞かれれば躊躇無く答えることが出来るのですが、人とか仕事とか本とか音楽とかになると好き嫌いの判断をすることが、昔からあまり出来なかったような気がします。

食べ物は、好きだとはっきり言えるのに、他のことでは判断出来ないというのは、なぜなんでしょう。

今回は、それについての記事ではないので、いつかまた考えてみることにして、性感マッサージの仕事が楽しいと思う理由について書きたいと思います。

その楽しさを一言でいうと、本を読んだり、映画などを観て、感動するようなことと同じかもしれません。

利用されるかたの平均年齢は、40代半ばから後半にかけてになるのですが、40年間も生きていると誰でも小説にでもできそうな物語を持っています。

子供が小さなうちに離婚して自分のことは後回しで、必死で子育てをしてきた女性も多いですし、その子供達がなにも問題を起こさずに育っていけばいいですが、いろんな問題を抱えながら、それでも一生懸命に生きてきて、やっと自分のことを考えられるようになった人。

女性特有の病気を克服して、前向きに生きている人。

義理の親との関係や介護など、結婚していることで生じる様々な問題と日々向き合っている人。

もちろんご主人との関係においては、語りつくせないほどのエピソードをお聞きします。

信じられないような話もたくさんあります。

そういった物語を毎回体験できることが、本当に楽しいのです。

過去や現在で悩みを持っていたとしても、その話をしているということは、すでにそれを克服して、一歩踏み出そうとしている状況なのだと思います。

その日の施術が、また彼女のストーリーに組み込まれ、その後の展開がどうなっていくのかを想像することも楽しいです。

過去の大変な苦労を重ねてきても、結果的には落ち着くところに落ち着くんだと実感することもあります。

そしてその経験が、その人の魅力となっているのは、間違いないと思います。

僕は、自分の人生は自分が描いているといつも言っていますが、彼女たちのストーリーを聞いているとそれぞれが最高の作家なんだとあらためて実感します。

50歳になっても、あなたのストーリーでは、まだ序章なのかも知れません。

今後の展開を、思いっきり楽しいストーリーにしてみては、いかがでしょうか。

2012〜2013年のYahoo!ブログ掲載記事。『集客の書』収録版から復元。
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