2013-06-09 日常・雑記

おばけ

夏も近づいてきたので、怪談ネタを書こうと思ったわけではなくて、先日依頼者の方の話を聞いて少し思ったことを書こうと思います。

その女性の男友達は、霊を見れるのだそうです。

普通の人間のようにくっきりと見えているらしいです。

その話を聞いて、僕自身おばけを見たこともないし、そういった力もまったくないと思っているのですが、もしかすると普通に見えている人の中に生きている人ではなくて霊が存在しているのではないかとふと思ってしまったんです。

電車の中にいる人を見ていても全ての人を確認できるわけではないので、その中にはおばけもいれば、宇宙人もいるかも知れません。

そんなことを考えながら電車に揺られているとそれ以上に自分の存在自体が、怪しいなと感じ始めて来ました。

現実だと思っているこの世の中が、もしかしたら天国か地獄かもしれないなと思ったんです。

数日前にご主人の浮気に悩む奥さんから本当は一緒に死ねたら一番楽だと思うというメールが届きました。

僕は別に意地悪のつもりで言ったのではないのですが、一緒に死んでも天国でまた浮気をするかもしれませんよと返信してしまいました。

生きているときの苦しみが死ねばなくなると思っている人は多いでしょう。僕自身も何度も死んだ方が楽だと思っていました。

自殺をする人のほとんどはそう考えているはずです。

でもたぶん、死んだところで状況はあまり変わらないような気がします。

そんなに都合よく出来ているのなら、皆死んでいるはずです。

現実の世界はこっからここまでとなんとなく線引きされていますが、それもかなり曖昧で、これだけ前世を見れる人や霊を見れる人がいるということは、自分達が思っている現実と空想の世界の境界線はそれほどくっきりしていないのではないでしょうか。

むしろ境界線などないと考える方が、様々な現象を説明しやすくなります。

犬が人間の聞こえない音を察知できるようなもので、人間の中にも見えている範囲が違っているだけなのかもしれません。

以前にも書きましたが、僕は人間はひとつではないと思っています。ひとつというのは、人間としてひとくくりにまとめられないということです。

その国、その国で姿かたちが似通ってはいますが、本質的なものはまったく違った存在だと勝手に決め付けています。

そうでなければこんなに多種多様な生き方にはならないはずです。

おばけから見ると人間ほど奇妙で気持ち悪い存在はないのではないでしょうか。

もしこのブログを読まれているおばけの方がいらっしゃったら一度声をかけてください。

僕があなたの言葉をこのブログで代弁させていただきます。

2012〜2013年のYahoo!ブログ掲載記事。『集客の書』収録版から復元。
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