セックスの定義
先日、依頼者の女性からセックスとはどういうことを言うと思いますかという質問がありました。
僕は、出会ってから別れるまでの全てがセックスだと思っていると答えると彼女の女友達に膣内で避妊具を利用しないで射精しなければセックスとは言えないと考えている人がいると教えてくれました。
コンドームを付けずに挿入したとしても外で射精すればセックスしたことにならないということです。
その友人の定義でいうと「セックス=生殖行為」なのでしょう。
僕と彼女の友人の考え方はこれ以上ないというぐらいの両極端にありました。
一般的にセックスと言えば男女が結合することを指すと思いますが、愛し合う同性同士にはセックスは存在しないのかという討論会があれば結論は出ないような気がします。
それほどセックスという言葉が広く使われているにも関わらず理解されていないものだということがわかります。
一応ネットの辞書で調べてみました。
大辞泉:[名](スル)1男女・雌雄の別。性。2性の交わりを求める欲望。性愛。また、性交。
三省堂:交配交尾生殖受精〈卵〉〈人工〉授精▽交接交合性交肉交交悦交媾(こうこう) 房事陰事閨事(けいじ) 淫事(いんじ) 秘戯濡れ事秘め事交わり情を通じる▽自慰自涜(じとく) マスターベーションマス三省堂にいたっては、訳がわからない状態になっていました。
好きになったモノ同士が相手と触れ合いたいという気持ちが湧いてくるのは当然のことだと思いますが、自然に湧いてくる触れ合いたいという気持ちと性欲の解消とは別のものであると考えるべきだと思います。
若い独身の依頼者に多いのですが、セックス自体はそれほど気持ちいいものではないが、彼の気持ちを考えると気持ちいい振りをしてでも触れ合いたいと思っているという話をよく伺います。
男は性欲の解消と愛する女性を悦ばせたいという一見愛情に見えるような虚栄心のために行為を行い、女性はただ愛する人を失いたくないという不安や義務感などで行為を受け入れているのではないかと思います。
もちろんセックスそのものを楽しむことが出来る男女も存在していますが、それは愛情の確認というよりも一種の趣味やスポーツをしているもののような気がします。
付き合っていた頃や新婚当初は頻繁にあったセックスの回数が徐々に減ってきた理由としていろんな原因が挙げられますが、セックスについての考え方や目的が元々違っていたとしたら環境が変わることでその機会が少なくなっていくのは当然のことではないでしょうか。
中学の時には一緒のクラブに入っていたけれど高校になってからはそれ以外のことに関心が高まってきて、クラブにも出なくなってしまったようなものかも知れません。
セックスについて、皆さんこれからこうして行きましょう!と叫んだとしてもそれぞれの価値観もあるし、セックスについての固定観念もあります。
夫婦間でセックスレスが問題だと感じるのも一種の固定観念です。
本当はセックスレスが問題ではなくて、愛情を確認できない、人としての尊厳を保てないことが問題であるにも関わらず、ちゃんとした定義もないセックスにだけ焦点があてられています。
何十年もセックスをしていなくても愛されていることやお互いに尊重しあっているということが実感できれば充実した人生を送れるはずです。
セックスの定義を語ることよりもその存在がどういった影響をあたえているのかを考え、もし修復不可能なものであれば新しいなにかとチェンジすることも必要だと思います。
そのなにかを僕はタクティリスにしたいと考えています。
タクティリスは相手を癒してあげたいという気持ちから自然に発生する行為です。そこにはエゴは存在しません。
自分の欲望を消すことによって信頼と愛情を得ることが出来ると確信しています。
必要不可欠なものだというものでもなく、そうした気持ちになったときに自然にあらわれるだけのものです。
したがってタクティリスレスなどという言葉も発生することはありません。
愛情を確認するための行為ではなく、愛情のないところには存在しないからです。
セックスレスのご夫婦なら一度タクティリスを研究してみてください。