体目的って・・・
三島由紀夫さんの不道徳教育講座に面白いことが書かれていました。
「あなたが欲しかったのは、私じゃなくて、私の体だけだったのね。汚らしい。あなたはケダモノだわ」と言う女性はいると思いますが、こういった言葉を吐く男性の姿はピンとこないと思います。
逆にもし相手の女が、自分の体だけを求めているのだとわかると自尊心が鼓舞されて、大得意になるという妙なケダモノでありますと書かれていました。
ここに結婚生活を持続できない根本的な原因が隠されているのかも知れません。
人間は無意識に私という主体と私の体というモノとに分けて考える癖があるようですが、とくに女性のほうがその傾向が強いのかも知れません。
自分の肉体を自分と同一化させず、女性一般の姿と捉えるためにそれに満足することはなく常に流行を追い求めることが証拠であって、ナルシストの語源であるナルシスも男性であると述べられています。女性の多くは自分の肉体を自分と同一化出来ないのかもしれません。
女性に対しては外見を褒めるよりも内面を褒めるほうが効果があるようです。しかし男性はモノである外見に対して性欲が湧くようになっているようで、結婚後や付き合っている間に奥さんや彼女の外見が自分の理想とは逆に変化していくと当然、性欲がわかなくなります。
心と心がつながって、赤い糸で結ばれているもの同志が結婚をすると思うことは自由ですが、赤い糸が結ばれている先は心ではなくて肉体だと考えておいたほうが、変な期待に翻弄されることもなく対応しやすいのではないかと思います。
女性の体ではなく心に魅力を感じ、性欲を高めることができる男性が増えれば離婚率も下がるでしょうし、男性自身がもっともてるようになると思います。
現代ではそんな男性は一種の変態になるかもしれませんが、変態と呼ばれる価値はあると思いますよ。僕ももしかするとすでに変態になっているのかも・・。