2013-03-27 人生・思想

空間を意識すること

全ての商品がそうであるとは言えませんが、多くは空間と時間を購入しています。

空間と時間を購入することは、本来の自分(心や魂)に対してプラスのエネルギーを与えてくれるのだと思います。

ディズニーランドのようなテーマパークなどは、そこにいることで幸福感を得ることが出来ますし、ライブや映画などもそうです。

また家や車も見た目や立地・間取りなどが気になりますが、結局はそこでどう過ごすかということが一番大切なはずなのに、多くの人はそのモノに執着してしまいます。

僕は本業で任意売却という仕事を数多く経験してきました。

任意売却とは、住宅ローンに困ったかたが債権者(金融機関)から裁判所に申し立てされ、強制的に家を売却される(競売)前に交渉し、一般の住宅と変わらないように売却することです。

100件以上ものお客さんの家で相談に乗っているのですが、半分は離婚されていて残りの半分も家に執着されています。

家族が団結して新しい人生をスタートしようと前向きな人はほとんど居ませんでしたが、初めての訪問から数ヶ月、1年とお付き合いさせていただく中で徐々に視点が変わっていきます。

性感マッサージで女性からの相談を受けるのも住宅ローンにお困りの方からの相談を受けるのも同じなのですが、目の前の状況に対してなにを選択し、行動していくのかによって1日の過ごし方、感じ方がまったく違うものとなります。

以前にも紹介した精神科医のグラッサー博士が提唱する選択理論は、そのことについてかなり詳細にまとめられています。

その理論では外的コントロールによって悩みが起きているので、そういったものを無視して自分が理想とする世界(上質世界)にたどりつくには何を選択することが大事なのかを考えることに集中させます。

空間を意識するというのは、理想とする上質世界や肉体とは違う心や魂に焦点をあてるということです。

日本に限らずどこの国でも自分の立場をわきまえてそれにふさわしい行動をしなければならないといった固定観念があります。

そういった固定観念同士の探りあいのようなもので、この世界は成り立っていると言ってもいいと思います。

本当の自分とはいったいなんだろうと考える余裕すら与えられず、目の前で次から次におきる事象に対して対応していくことになります。

本当の自分が悲鳴をあげることで精神的な病気となり、やっと休息を得られて考える余裕を与えられます。

うつ病などになった方や知り合いにいらっしゃるの方がもしこれを読まれているのであれば、病気になったことに対して心からよかったと思うようにしてください。

病気は精神的なものに限らず、内臓疾患であっても同じで無理している自分に対するシグナルだからです。

うつ病になって会社に迷惑がかかるとか家族に心配をかけるとか、世間体が悪いだとかいうのも全て外的コントロールに振り回されていることになります。

人間の心、本来の自分がどこにあるのかを定義することは難しいのですが、既成概念や固定観念などは1部を覗いてまったく役に立たないと思います。

日本でいる以上は法律を守り、義務を果たすということ以外は全て必要ないものだと言っていいと思います。

妻としての役割、母親としての役割、父親・主人としての役割、役職に対するスタンスなど、何らかの役を演じながら日々の生活を送っているのですが、役はあくまでも役でしかないのです。

役を演じることに疲れたのであれば、一度舞台を降りてみてください。

空間を意識するというのはそういうことだと思います。

2012〜2013年のYahoo!ブログ掲載記事。『集客の書』収録版から復元。
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