「風俗産業と女性」アジア女性資料センター主催フォーラム
昨日は渋谷区総合文化センターというところで、「風俗産業と女性」という本の出版を記念したディスカッション・フォーラムが開催され、そこに行ってきました。
60人程度の参加者で男性は7人程度でした。
風俗産業に従事する人を支援する立場の人や女性の人権問題、外国人労働者に関する問題、慰安婦問題など、いろんな立場の人が集まっていました。
実際に働いている人たちからの意見はほとんどありませんでした。
僕は当事者ではあるかもしれませんが、かなり特殊なカテゴリに入ると思ったので、発言を控えて聞くことに徹しました。
参加してとてもよかったなと思うのは、いろんな立場の人たちが問題に向き合おうと真剣になっている場を体験できたことです。
ただひとつ気になったことはこういった話し合いに共通するのですが、法制度や経営方針などの周りの環境に原因をおいて、それを改善していこうとすることです。
離婚して子供を抱えた女性の働く場所がなく、最終的には生活保護や風俗しかないなどという決め付けなども気になります。
僕に依頼された女性の中には子供が幼い頃に離婚してから低賃金でもパートを掛け持ちながら必死で育ててこられた人が何人もいらっしゃいます。
同じ環境下であってもどういった仕事に就くかはその人の選択です。
性風俗に従事することが悪いと言っているわけではなく、それを選択した以上は自信と誇りを持って働いて欲しいと思います。
社会のせいで選択の余地がないんだと決め付ける考え方は、どんどん自分を追い込んでしまうだけでなにもいいことはありません。
夫婦問題で相談を受けたときもご主人のせいにするのではなく、自分の考え方を変えるようにしたほうが楽ですよとアドバイスをします。
確かに法律などまだまだ改善していく余地があるかもしれないですが、僕は今の法律のなかで出来ることをやっていき、もし規制に引っかかるところがあって、それがマイナス部分を改善する法律改正ではなくプラス部分を最大化するための法律改正なら訴えてもいいかなと思います。
マイナス部分にばかり焦点をあてて考えるよりもわずかのプラス部分を増やすことがマイナス部分を減少させる一番の方法だろうとあらためて確信しました。
僕の活動は自分がどれだけ楽しく生きていけるかということに焦点をあてているだけです。
どんな仕事(専業主婦も含む)についてもその一瞬を楽しめる心の余裕を当たり前のように全ての人が持つことが出来ればこういったフォーラムをしなくても済むようになることでしょう。